アラーム設定


内容

  1. アラームの設定画面の表示
  2. アラームの設定一覧
  3. ブールアラームの追加
  4. ブールアラームの設定
  5. アナログアラームの追加
  6. アナログアラームの設定
  7. 定数アラームの追加
  8. 定数アラームの設定
  9. データ変化アラームの設定
  10. デバイス通信異常検知の設定
  11. CSVを読み込む
  12. 設定をCSVで保存
  13. ページのスクロール ボタン
  14. 並び替え
  15. 設定保存
  16. アラーム予約変数

アラームの設定画面の表示

このページはデバイス一覧の「操作」にある ボタン、もしくはデバイス設定画面上の「アラーム設定」ボタンから移動できます。



「アラーム設定」ではデバイスからクラウドに送信されるデータのアラームの設定を行います。

この画面では編集、保存したアラームの設定が見られます。


アラームの設定一覧

操作

削除

ボタンを押して、選択したアラームの設定を削除します。

削除実行時には削除の確認画面が表示されます。削除をキャンセルする場合にはキャンセルボタンまた×ボタンを、削除に間違いがなければ削除ボタンを押してください。

設定

ボタンを押して、選択したアラームの編集に移行します。

アラームテスト

ボタンを押して、選択したアラームを任意の状態に変化させるウィンドウを表示させます。

抽出列番号

デバイス・データの抽出列番号を表示します。抽出列番号はCONPROSYSデバイスからクラウドに送信するCSVデータ中のデータの順番です。

クラウドキー

デバイス・データのクラウドキーを表示します。クラウドキー設定に関してはデバイス設定のクラウドキー設定を参照してください。

タグ名

そのアラームのタグ名を表示します。

アラーム名称

そのアラームの名称を表示します。アラームのサマリアラーム履歴部品のポイント名にはこの「アラーム名称」+アラーム状態で表示します。

優先度

そのアラームの優先度を表示します。アラームのサマリには

優先度によって表示の色と音声を選択することができます。

ステータス

そのアラームのステータスを代入するHMIの変数を表示します。このアラームが発生するときに、ステータス値をHMIの変数に代入します。このHMI変数を利用してHMIのページの表示と連動することが可能になります。

メール受信者

そのアラームのメール受信者を表示します。メール受信者は電子メール受信者リストで設定することができます。

詳細

そのアラームの詳細の情報を表示します。詳細はアラームの種類により表示が変わります。


ブールアラームの追加

新たにブルのアラームを追加します。

設定方法についてはブールアラームの設定を参照してください。

アナログアラームの追加

新たにアナログのアラームを追加します。

設定方法についてはアナログアラームの設定を参照してください。

定数アラームの追加

新たに定数のアラームを追加します。

設定方法については定数アラームの設定を参照してください。

データ変化アラームの追加

新たにデータ変化アラームを追加します。

設定方法についてはデータ変化アラームの設定を参照してください。

CSVを読み込みマージ

CSVの設定を読み込む場合に「CSVを読み込みマージ」ボタンを押してファイルを選択します。

読み込み時、設定として正しいもののみを読み込みます。すでに同じアラームが存在する場合、その設定を変更します。

有効なファイルはUTF-8のcsvファイルのみです。

CSVを読み込む

「CSVを読み込む」ボタンを押してファイルを選択します。

「CSVを読み込む」は「CSVを読み込みマージ」と違い、元のデータをすべて削除し、設定を読み込みます。

有効なファイルはUTF-8のcsvファイルのみです。


設定をCSVで保存

「設定をCSVで保存」を押すことで設定をCSVファイルで取得します。

ファイルの形式はBOM付きのUTF-8です。

アラーム設定のCSVのフォーマットは下記の通りになります。

1行目のメタ文字 列番号 説明
#alarm_id 1 1つのアラーム設定固有の番号です。
device_id 2 プロジェクト内の固有のデバイスを識別する文字列です。
cloud_key 3 デバイス・データのクラウドキーを表す文字列です。
data_column_no 4 デバイス・データの抽出列番号を表す数値です。抽出列番号はデバイスからサーバーに送信するCSVデータ中のデータの順番です。
alarm_name 5 アラーム名称を表す文字列です。
facilities_division 6 設置区分名を表す文字列です。
alarm_data_kind 7 アラームの種類を表す数値です。
  • 0:アナログアラーム
  • 3:定数アラーム
  • 5:データ変化アラーム(デジタル)
  • 6:データ変化アラーム(アナログ)
  • 11:ブールアラーム(真偽)
  • 12:ブールアラーム(ビット抽出)
  • 50:デバイス通信異常アラーム
alarm_bit_position 8 ブールアラーム(ビット抽出)の場合に使用する数値です。
alarm_value 9 定数・デバイス通信異常アラーム検知に使用する数値です。
デバイス通信異常アラームの場合、最小値は5で0の場合は検知を行いません。
alarm_value_hihi 10 アナログアラームに使用するHiHi境界値の数値です。
alarm_value_hi 11 アナログアラームに使用するHigh境界値の数値です。
alarm_value_lo 12 アナログアラームに使用するLow境界値の数値です。
alarm_value_lolo 13 アナログアラームに使用するLoLo境界値の数値です。
alarm_value_dband 14 アナログアラームに使用するヒステリシス(不感帯)の数値です。
alarm_kbn 15 アラームの優先度を表す数値です。
alarm_kbn_hihi
alarm_kbn_hi
alarm_kbn_lo
alarm_kbn_lolo
16-19 それぞれアナログアラームの各状態における優先度を表す数値です。
alarm_kind 20 ブールアラーム、データ変化アラームで使用する検知方法を表す数値です。
  • 0:検知なし
  • 1:TRUEで検知
  • 2:FALSEで検知
  • 3:False→True/小→大
  • 4:True→False/大→小
  • 5:変化
alarm_status 21 アラーム発生時に発生した状態を格納する変数を表す文字列です。
デバイス通信異常アラームの場合はこちらは固定の変数になっています。詳細はアラーム予約変数をご覧ください。
mail_notification 22 アラームの状態が変化したときにメールを送信するかどうかのフラグです。
trueで送信を行う、falseで送信を行わない。
mail_sendflg_(1-20) 23-42 アラーム状態が変化したときに受信者リストに対してメールを送信するかどうかを表すフラグです。 メール受信者リストの設定についてはメール受信者リスト設定をご覧ください。
alarm_duration_time 43 アラームの状態が発生から復旧に変化するまでの最小時間の設定値です。
単位は秒で正の整数のみ設定可能です。

ページのスクロール ボタン

ボタン: ページのリストを1ページ巻き戻します。

ボタン: ページのリストを1ページ進めます。

クイックフィルター(c:a)入力ボックス:アラーム名称に入力された文字が存在するものを検索しリストに表示します。

コロンで区切ることでクラウドキーでの検索も可能です。


並び替え

画面上の「クラウドキー」、「抽出列番号」等をクリックすると、その基準でアラーム一覧を昇順、降順に並び替えることができます。

設定保存

「保存」ボタン

今の編集ページを保存します。変更の内容により警告画面が表示されます。

警告画面が出た場合、内容を確認し、問題ないと判断されたのなら「OK」を、キャンセルしたい場合は「キャンセル」ボタンもしくは画面上の×ボタンを押してください。

「保存して終了」ボタン

今の編集ページを保存します。変更の内容により警告画面が表示されます。

警告画面が出た場合、内容を確認し、問題ないと判断されたのなら「OK」を、キャンセルしたい場合は「キャンセル」ボタンもしくは画面上の×ボタンを押してください。

保存を終えると今の編集ページから前のページに戻ります。

「キャンセル」ボタン

今の編集ページから前のページに戻ります。

保存していない編集は破棄されます。


ブールアラームの設定

タグ名

デバイスのタグを ボタンを押し、表示されるデバイスツリーから選択します。

タグ名は入力必須です。

ここで選択できるタグはデータタイプが'真偽'と'符号なし整数'のものだけです。

データタイプに関してはタグ設定を参照してください。

設置区分

設置区分を設定できます

アラームタイプ

アラームのタイプを設定できます。

アラームのタイプは'なし','True','False'の3つです。

ステータスへ渡される値とアラーム状態の関係は以下の通りです。

'なし':アラームは発生しません。

'False':データ ソースの値がFalse(偽)の時のみアラームが発生します。

'True':データ ソースの値がTrue(真)の時のみアラームが発生します。

ビット位置

選択したタグのデータサイズが1以上の場合、ビット位置を設定できます。

データサイズに関してはタグ設定を参照してください。

優先度

アラームの優先度を設定できます。

アラームの優先度は'1:重故障','2:中故障','3:軽故障','4:情報','5:記憶のみ'の5つから選択できます。

※'5:記憶のみ'の場合、アラーム履歴のみに記録され、アラームサマリーの表示、メール送信は無効になります。

アラーム継続時間(秒)

アラームの発生状態を継続する時間を設定します。

頻繁に発生状態から復旧状態に変化するのを防止するために利用できます。

初期値は0秒で正の整数のみ設定できます。

ステータスの代入先

ステータスの代入先を設定できます。

ステータスの代入先は直接入力する以外に ボタンを押して、表示されるデバイスツリーから選択することもできます。

dt:share:○○○○と直接入力した場合,その名前のタグ名がデバイスツリーに存在しない場合、保存時に新たに追加されます。

ステータスへ渡される値とアラーム状態の関係は以下の通りです。0 :Normal, 5 :アラーム

メール受信者

ボタンを押して、メール受信者の編集パネルを表示します。

メール受信者として設定したいものにチェックを入れてください。

選択できるメール受信者に関してはメール設定を参照してください。

メール送信を有効にする

メールの送信の有効無効を変更できます。


アナログアラームの設定

タグ名

デバイスのタグを ボタンを押し、表示されるデバイスツリーから選択します。

タグ名は入力必須です。

ここで選択できるタグはデータタイプが'真偽'と'文字列'のもの以外です。

データタイプに関してはタグ設定を参照してください。

アラーム名称

アラームの名称を設定できます。

アラーム名称は入力必須です。

設置区分

設置区分を設定できます

HiHi境界値:

HiHiアラームの境界値を設定します。入力値がHiHi境界値より大きな値になった場合、HiHiアラームとなります。

High境界値:

Highアラームの境界値を設定します。入力値がHigh境界値より大きな値かつHiHi境界値以下になった場合、Highアラームとなります。

Low境界値:

Lowアラームの境界値を設定します。入力値がLow境界値未満かつLoLo境界値以上になった場合、Lowアラームとなります。

LoLo境界値:

LoLoアラームの境界値を設定します。入力値がLoLo境界値未満になった場合、LoLoアラームとなります。

ヒステリシス(不感帯):

アラーム不感帯値を設定します。

アラーム不感帯はアラーム状態から正常に復帰する際、入力値がアラーム境界値に不感帯値を加えた値の範囲にある場合、まだ正常に復帰していないと判断されます。

アラーム不感帯を設定した場合の例を以下に示します。

優先度

アラームの優先度を設定できます。

アラームの優先度は'1:重故障','2:中故障','3:軽故障','4:情報','5:記憶のみ'の5つから選択できます。

※'5:記憶のみ'の場合、アラーム履歴のみに記録され、アラームサマリーの表示、メール送信は無効になります。

アラーム継続時間(秒)

アラームの発生状態を継続する時間を設定します。

頻繁に発生状態から復旧状態に変化するのを防止するために利用できます。

初期値は0秒で正の整数のみ設定できます。

ステータスの代入先

ステータスの代入先を設定できます。

ステータスの代入先は直接入力する以外に ボタンを押して、表示されるデバイスツリーから選択することもできます。

dt:share:○○○○と直接入力した場合,その名前のタグ名が現在地テーブルに存在しない場合、保存時に現在地テーブルに追加されます。

ステータスへ渡される値とアラーム状態の関係は以下の通りです。0 :Normal, 1 :LoLoアラーム, 2:Loアラーム, 3:Hiアラーム, 4:HiHiアラーム

メール受信者

ボタンを押して、メール受信者の編集パネルを表示します。

メール受信者として設定したいものにチェックを入れてください。

選択できるメール受信者に関してはメール設定を参照してください。

メール送信を有効にする

メールの送信の有効無効を変更できます。

定数アラームの設定

タグ名

デバイスのタグを ボタンを押し、表示されるデバイスツリーから選択します。

タグ名は入力必須です。

ここで選択できるタグはデータタイプが'整数'と'符号なし整数'のものです。

データタイプに関してはタグ設定を参照してください。

アラーム名称

アラームの名称を設定できます。

アラーム名称は入力必須です。

設置区分

設置区分を設定できます

定数:

アラームの境界値を設定します。タグのデータがこの定数と同じ時に、アラームが発生します。

優先度

アラームの優先度を設定できます。

アラームの優先度は'1:重故障','2:中故障','3:軽故障','4:情報','5:記憶のみ'の5つから選択できます。

※'5:記憶のみ'の場合、アラーム履歴のみに記録され、アラームサマリーの表示、メール送信は無効になります。

アラーム継続時間(秒)

アラームの発生状態を継続する時間を設定します。

頻繁に発生状態から復旧状態に変化するのを防止するために利用できます。

初期値は0秒で正の整数のみ設定できます。

ステータスの代入先

ステータスの代入先を設定できます。

ステータスの代入先は直接入力する以外に ボタンを押して、表示されるデバイスツリーから選択することもできます。

dt:share:○○○○と直接入力した場合,その名前のタグ名が現在地テーブルに存在しない場合、保存時に現在地テーブルに追加されます。

ステータスへ渡される値とアラーム状態の関係は以下の通りです。0 :Normal, 5 :アラーム

メール受信者

ボタンを押して、メール受信者の編集パネルを表示します。

メール受信者として設定したいものにチェックを入れてください。

選択できるメール受信者に関してはメール設定を参照してください。

メール送信を有効にする

メールの送信の有効無効を変更できます。

データ変化アラームの設定

データ変化アラームはイベント履歴で表示することができます。

タグ名

デバイスのタグを追加する ボタンを押し、表示されるデバイスツリーから選択します。

タグ名は入力必須です。

ここで選択できるタグはデータタイプが'文字列','文字列(直値)'以外のものです。

データタイプに関してはタグ設定を参照してください。

アラーム名称

アラームの名称を設定できます。

アラーム名称は入力必須です。

設置区分

設置区分を設定できます

アラームタイプ:

アラームのタイプは対象のタグが真偽値のときは'False→True','True→False','変化'。

タグがその他の数値のときは'小→大','大→小','変化'。

それぞれ前回の値と比較しアラームタイプ通りに変化したときに記録します。

前回の変化から判定しない時間:

設定した時間内に、前回の値から変化してもアラームを検出しません。

優先度

アラームの優先度は'5:記録のみ'固定です。

ステータスの代入先

ステータスの代入先を設定できます。

ステータスの代入先は直接入力する以外に ボタンを押して、表示されるデバイスツリーから選択することもできます。

dt:share:○○○○と直接入力した場合,その名前のタグ名が現在地テーブルに存在しない場合、保存時に現在地テーブルに追加されます。

ステータスへ渡される値とアラーム状態の関係は以下の通りです。0 :Normal, 6 :変化

デバイス通信異常検知の設定

デバイスが追加されると、自動的に"_status_"と言うタグ名が追加されます。これはデバイスと通信の異常を検出用タグです。以下はことアラームの設定についての説明です。

アラーム名称

アラームの名称を設定できます。

アラーム名は入力必須です。

設置区分

設置区分を設定できます

デバイス通信異常と判定する時間(分):

データが届かない場合に異常と判定する時間を設定します。

5分以上が設定可能です。

0を入力することでアラームの設定を無効にすることができます。

優先度

アラームの優先度を設定できます。

アラームの優先度は'1:重故障','2:中故障','3:軽故障','4:情報','5:記憶のみ'の5つから選択できます。

※'5:記憶のみ'の場合、アラーム履歴のみに記録され、アラームサマリーの表示、メール送信は無効になります。

メール受信者

ボタンを押して、メール受信者の編集パネルを表示します。

メール受信者として設定したいものにチェックを入れてください。

選択できるメール受信者に関してはメール設定を参照してください。

メール送信を有効にする

メールの送信の有効無効を変更できます。

ステータスの代入先

デバイス通信異常アラームのステータスの代入先は固定の変数となっており、選択は不可能です。

アラーム設定が有効の場合に、デバイスツリーからdt:[デバイスID]:_status_変数をリンクすることにより通信状態を取得できます。

※通信状態は0:正常,1:通信異常

アラーム予約変数

変数名 説明
dt:デバイスID:XXXX デバイス毎に存在する固有のタグ変数です。
_status_ デバイス通信異常アラームで使用する固有のタグ変数です。
アラーム設定が有効の場合に、デバイスツリーからをリンクすることにより通信状態を取得できます。
_status_sub_ デバイスの設定でデバイスを2重化している場合に設定されます。
サブ機のデバイス通信異常アラームで使用する固有のタグ変数です。
アラーム設定が有効の場合に、デバイスツリーからをリンクすることによりサブ機の通信状態を取得できます。
_alarm_serious_ 下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
_alarm_medium_ 下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
_alarm_light_ 下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
  • 3:軽故障
_alarm_all_ 下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
  • 3:軽故障
  • 4:情報
dt:share:XXXX プロジェクトに存在する固有のタグ変数です。
_alarm_serious_ プロジェクトに、下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
_alarm_medium_ プロジェクトに、下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
_alarm_light_ プロジェクトに、下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
  • 3:軽故障
_alarm_all_ プロジェクトに、下記の優先度のアラームが発生しているとき値が1になります。
発生していない場合は0です。
  • 1:重故障
  • 2:中故障
  • 3:軽故障
  • 4:情報