JavaScriptエリア


JavaScriptエリアでは、表示コントロール(表示部品)に対しJavaScriptによる挙動を設定することができます。

一つの表示コントロールに対し、各イベントと、イベント以外のプロパティに一つずつ挙動を設定できます。


■ JavaScript記述領域

この領域に対し、JavaScriptにより、挙動を記述します。

直接キーボードから入力する他、スニペット選択ボックスから既定のコードを選択することもできます。

表示コントロールで使用できる関数等については、各表示コントロールの説明ページ、共通項目のページを参照してください。

以下の文字列をスクリプトに記述することはできません。

'localStorage', 'sessionStorage', 'cookie', 'function', 'Function', 'eval', 'window', 'self', 'globalThis', 'document'


■ JavaScriptの関数

JavaScriptエリアでは、以下の関数を利用することができます。

    

●表示部品のプロパティの値を取得

retValue=$getProp(idControl, nameOfProperty);

idControl: 表示部品のID。プロパティ リストのタイトルに"id=Layer0.LabelH0.0"のように表示されている部分です。

nameOfProperty:プロパティの名称、各部品のヘルプのプロパティ一覧にリストされています。

retValue:取得した値です。

JavaScript例:

value=$getProp("Layer0.LabelH0.0","Text");

●表示部品のプロパティの値を設定

$setProp(idControl, nameOfProperty, value);

idControl: 表示部品のID。

nameOfProperty:プロパティの名称、各部品のヘルプのプロパティ一覧にリストされています。

value:設定する値。

JavaScript例:

//ラベル部品の表示テキストをJavascriptで設定するコード:

$setProp("Layer0.LabelH0.0","Text","Label Title");

    

●表示部品の関数を直接に呼び出す方法

表示部品のJavaScript領域は、選択した表示部品が提供している関数を"this."で直接に呼び出すすることができます。 表示部品の関数は、部品のヘルプを参照してください。

JavaScript例:

//ラベル部品にsetValue関数が存在します、表示テキストを変更する場合に、以下で呼び出すすることが可能です。

this.setValue(value);

●タグまたは変数の値を取得

CHSのタグ、またはローカルの変数の値を取得する。

retValue=$getVar(nameOfVariable,CreateIfNotExist);

nameOfVariable:変数の名称。ローカル変数の場合は、任意の英語文字をはじめ英数字の文字列です。
CHSのデバイスタグの場合は、"dt:DeviceID.CloudKey:TagName"のようなフォーマットの変数名です。

CreateIfNotExist:ローカル変数の場合に、変数が存在しない場合は、変数を作成するかを指定します。Trueは作成します。一般的にTrueを指定します。

retValue:取得した値です。

JavaScript例:

value=$getVar("AnyVar",True);

value=$getVar("dt:device0.http0:IncInt1",True);

●タグまたは変数の値を設定

CHSのタグ、またはローカルの変数の値を設定する。

$setVar(nameOfVariable,value);

nameOfVariable:変数の名称。ローカル変数の場合は、任意の英語文字をはじめ英数字の文字列です。
CHSのデバイスタグの場合は、"dt:DeviceID.CloudKey:TagName"のようなフォーマットの変数名です。

value:設定する値。

JavaScript例:

$setVar("AnyVar",1);

$setVar("dt:device0.http0:IncInt1",100);

■ JavaScript動作確認ボタン

このボタンをクリックすると、記述したJavaScriptの文法がチェックされます。問題がなければ有効化されます。動作モードが「シミュレーション」または「実行」モードの場合に、JavaScriptが実行されます。


■ 動作タイミング設定チェックボックス

対象がイベントの場合にのみ、表示されます。

このチェックボックスをチェックした場合、一度イベント発生するごとに一度だけJavaScriptが動作します。

チェックしない場合、ベース実行周期ごとにJavaScriptが繰り返し動作します。

ベース実行周期は、[設定]メニューから設定できます。