(CONPROSYS デバイス)MQTT送受信の設定


CONPROSYS デバイスで計測したデータをMQTTプロトコルで送受信する場合、MQTTの設定を行います。

MQTTの設定はメンテナンスメニューの「MQTT接続」、「MQTT送信」、「MQTT受信」、「サービス」で行います。

CONPROSYS デバイスのMQTTクライアントの詳細については、CONPROSYS デバイスのリファレンスマニュアル(ソフトウェア編)をご参照ください。


1.MQTT接続設定

CHS「プロジェクト設定」の「MQTTブローカ設定」に表示されるブローカホスト、ポート番号、ユーザー、パスワードを、CONPROSYS デバイスの「MQTT接続」に設定します。

その他必要に応じて、設定項目を入力します。設定後、確定ボタンをクリックします。


設定項目 説明
MQTT-Broker MQTT-Brokerのホスト名またはIPアドレスを設定します。MQTT-BrokerはCHSと同じサーバに配置されている場合は、CHSのホスト名になります。
ポート番号 MQTT-Brokerのポート番号を設定します。
クライアントID CHSがCONPROSYS デバイスを識別する文字列を設定します。
CHSに対し、固有のIDを設定する必要があります。
空文字を設定するとCONPROSYS デバイスのシリアル番号を自動で設定します。
ユーザー名 ユーザー名を入力します。
パスワード パスワードを入力します。
プロキシ 必要に応じてCONPROSYS デバイスが接続するSOCKS5プロキシを指定します。
クリーンセッション 無効の場合、MQTT Brockerと切断後もQoS 1およびQoS 2メッセージがMQTT Brockerに保持されます。
再接続後にメッセージを受信できます。
有効の場合、MQTT Brockerと切断後これらのメッセージは保持されません。
keepalive MQTT BrockerへのPINGREQコマンドの送信間隔を設定します。
設定した送信間隔で、MQTT Brockerとの接続確認が行われます。
暗号化アルゴリズム 暗号/復号時のアルゴリズムを選択します。
アルゴリズムを選択した場合、メッセージ内のデータ部分を暗号化して送受信します。
暗号化パスワード CONPROSYS デバイスから送信時、暗号化時のパスワードを設定します。
復号化パスワード CONPROSYS デバイスが受信時、暗号化されたデータを復号するためのパスワードを設定します。

2.MQTT送信設定

データ識別コード、TOPIC、CONPROSYS デバイスが送信するデータを設定して下さい。

その他必要に応じて、設定項目を入力します。設定後、確定ボタンをクリックします。

※TOPICはCHSへ送受信情報登録時に以下の内容へ動的に変更されます。

pub/企業ID/プロジェクトID/CONPROSYSデバイスのシリアル番号/データ識別コード

TOPICを別の値に変更すると、CHSと連携できなくなります。


設定項目 説明
送信設定 新しくデータ送信設定を行う場合は「新規作成」を、
一度作成した設定を編集する場合はデータ識別コードを選択してください。
データ識別コード クラウドキーを設定します。
TOPIC TOPICを設定します。
QoS メッセージのQoSを設定します。
・QoS 0:1回だけ送信します。
・QoS 1:最低1回は到達するように送信します。
・QoS 2:正確に1回到達するように送信します。
送信タイミング 送信するタイミングを選択します。
・送信周期(秒):設定した秒数毎に送信します。
・タスクから送信:タスクの「MQTT送信トリガー」タスク実行時に送信します。
送信周期(秒) 送信タイミングが送信周期(秒)に設定されているとき、送信周期毎に送信を行います。
payload 送信するペイロードのフォーマットを指定します。CHSと連携するために、「JSON」に設定します。
再送設定 CHSと接続断時にCONPROSYS デバイスでデータを保持し、再接続後に送信するか設定します。
CHSと連携するために、「再送しない」または「再送 再送データ->最新データ」に設定します。
・再送しない:接続断時、データを保持しません。
・再送 再送データ->最新データ:再送データ送信後に現在のデータを送信します。再送データ送信中に送信周期となった場合は再送データの末尾に追加します。送信データの時系列が守られます。
送信オプション 送信オプションを設定します。
・常に全データ送信:データに変動が無い場合でも全て送信します。
・変更データのみ送信:前回送信時からデータに変動が無い場合、そのデータは送信文字列に含まれません。
変更データ送信時オプション 送信対象のデータに全て変動が無い場合の送信内容を設定します。
ヘッダーのみ送信するとデータが届いた判定となり、デバイス通信異常検知の設定で設定したアラームは発生しません。
送信データ設定 送信データを選択します。
カテゴリ 設定するデータのカテゴリを選択します。
データ 送信するデータを選択します。
タイプ カテゴリがPLC時のみ設定できます。
PLCデータのタイプを設定します。
工業値変換式 カテゴリがSTAG以外のときに設定できます。
設定した変換式の演算結果を送信します。
演算に失敗した場合は送信しません。

3.MQTT受信設定

データ識別コード、TOPIC、CONPROSYS デバイスが受信するデータを設定して下さい。

その他必要に応じて、設定項目を入力します。設定後、確定ボタンをクリックします。

※TOPICはCHSへ送受信情報登録時に以下の内容へ動的に変更されます。

sub/企業ID/プロジェクトID/CONPROSYS デバイスのシリアル番号/データ識別コード

TOPICを別の値に変更すると、CHSと連携できなくなります。


設定項目 説明
受信設定 新しくデータ受信設定を行う場合は「新規作成」を、
一度作成した設定を編集する場合はデータ識別コードを選択してください。
データ識別コード クラウドキーを設定します。
TOPIC TOPICを設定します。
QoS メッセージのQoSを設定します。
・QoS 0:1回だけ送信します。
・QoS 1:最低1回は到達するように送信します。
・QoS 2:正確に1回到達するように送信します。
payload 受信するペイロードのフォーマットを指定します。CHSと連携するために、「JSON」に設定します。
受信データの処理 受信データの処理方法を設定します。
・全受信データを処理:受信したデータをすべて処理します。
・新しいデータのみ処理:前回処理したデータより新しいデータのみ処理します。
受信データ設定 受信データを選択します。
カテゴリ 設定するデータのカテゴリを選択します。
データ 受信するデータを選択します。
タイプ カテゴリがPLC時のみ設定できます。
PLCデータのタイプを設定します。
工業値変換式 カテゴリがSTAG以外のときに設定できます。
設定した変換式の演算結果を書き込みます。
演算に失敗した場合は書き込みません。

4.サービス設定

MQTTサービスデータの送受信を有効したい場合に、「MQTTクライアント」を「有効」と設定して下さい。

設定後は「確定」ボタンをクリックします。


5.時刻設定

メンテナンスメニューの「時刻同期設定」より、時刻同期と同期サーバーの設定を行うことが出来ます。

CONPROSYS デバイスがCHS等サーバーにデータを転送するためには時刻同期している必要があります。


設定の保存を行い、再起動後、MQTTサービスが起動され、データの送受信が開始されます。