操作権・操作ログ
一部の操作可能なコントロールにおいて、権限設定による操作制限、また操作ログを残すことができます。
操作権を獲得と放棄によって、ターミナル間の操作を排他することを実現できます。
操作権
コントロールの設定で、操作権が必要かどうかを設定できます。デフォルトでは、操作権は不要となっています。
操作権は、一つの端末だけが持つことができます。他の端末が操作権を持っている場合、その端末が権限を放棄するまで取得することはできません。
例外として、操作ユーザが管理者権限を持つ場合には、強制的に権限を取得することができます。
□ 予約変数
操作権に関してあらかじめ用意されたいくつかの予約変数があり、リンクして利用することができます。データツリーから、選択することができます。
変数名 | 説明 |
---|---|
sys.terminal | 操作端末の名前を設定します。操作権を取得するには、この変数に任意の値を設定する必要があります。 操作端末名は一度設定すると、ブラウザに記録されます。 |
sys.term_comment | 操作端末の概要・コメントを設定します。 |
sys.terminal_right | 現在操作権を持っている端末の名前を表示します。 |
sys.term_comment_right | 現在操作権を持っている端末の概要・コメントを表示します。 |
□ 操作権の設定
コントロールの詳細プロパティから、操作権の必要可否を設定できます。

□ 操作権の取得が必要
有効の場合、コントロールの操作には操作権が必要です。権限がない場合、エラーメッセージが表示されます。
□ 操作権の取得
操作権を取得するには、sys.terminal変数に端末名を設定することと、専用の設定を指定したボタンコントロールを配置することが必要です。
ボタンコントロールを配置し、詳細プロパティから「操作権を取得、或は放棄する。」を選択します。

操作ログ
コントロールを操作時、操作内容をログに残すことができます。
操作した内容は、操作履歴コントロールで確認できます。
□ 操作ログの設定
コントロールの詳細プロパティから、ログに残す内容を設定することができます。

□ 操作ログを記録
有効の場合、操作記録をログに残します。
□ ログカテゴリ
ログのカテゴリを選択します。DEBUG/INFO/WARN/ERRORから選択できます。
□ 設備
操作対象となる設備名を入力します。自由に入力することができます。
□ ログコメント
操作内容に対するコメントを入力します。自由に入力することができます。